赤ちゃんを見るときのような、慈愛にみちあふれたまなざし、 明るいほほえみ、おだやかで優しい語調、柔和な表情、落ち着いてもの静かな立ち居振る舞い、すべて心のゆとりの美しい現れです。
そのゆとりは自分の生きざまにベストを尽くし、あとは目に見えぬ 大いなる力におまかせする…という心境から生じるものだと思います。
内面からあふれ出るものの美しさ、昇華された精神美のエッセンスが 女性美に生命を与えてくれるものだと確信します。
ひとりでも多くのかたに より美しくなっていただきたいという願いをこめて、 私の天職である美容の仕事に熱中しているのでございます。
山野 愛子
1909年(明治42年) 山野 愛子 誕生
1915年(大正4年) 入学
1923年(大正12年) 美容を志す出来事
1925年(大正14年) 16歳で美容院を開業
1934年(昭和9年) 日本橋蛎殻町2号店
1935年(昭和10年) 結婚
1938年(昭和13年) 国産パーマネント機 製造に成功
1944年(昭和19年)~ 1945年(昭和20年) 太平洋戦争 長野へ疎開
1944年(昭和19年) ヘアスタイル考案
1950年(昭和25年) いち早くアメリカ渡航
1956年(昭和31年) 山野高等美容学校 代々木に新校舎完成
1957年(昭和32年) 欧米15ヵ国美容行脚
1961年(昭和36年)~ 1963年(昭和38年)
1961年(昭和36年) YAMANO BEAUTY COLLEGE 開校(LA)
1963年(昭和38年) 山野愛子 ドロンコ美容考案
1977年(昭和52年) 第1回 ハサミ供養法要
1980年(昭和55年) ~勲三等瑞宝章~ 受章
受章歴
山野愛子の主な受章 | |
1956年(昭和31年) | 美容教育功労により東京都議会議長表彰 |
1960年(昭和35年) | 公衆衛生功労により厚生大臣表彰 |
1961年(昭和36年) | 公衆衛生功労により東京都衛生局長表彰 |
1967年(昭和42年) | 環境衛生功労により藍綬褒章受章 |
1980年(昭和55年) | 勲三等瑞宝章受章 |
1988年(昭和63年) | 日本文化振興会より社会文化功労賞受賞 |
1990年(平成2年) | 外務大臣感謝状 |
1991年(平成3年) | 文化長官表彰 |
1992年(平成4年) | 全日本美容講師会長表彰、 美容週間実行委員会より日本美容文化賞受賞 |
1995年(平成7年) | 内閣総理大臣より従五位叙位 |
1984年(昭和59年) カーネギーホール
1990年(平成2年) 海外最後のきものショー
1992年(平成4年) 山野美容芸術短期大学 開学
1995年(平成7年) 偉大な足跡を残し生涯を閉じる
美道
美道五原則
生きるほど美しく
思えば叶う
笑顔は人の心をつなぐ輪
教えることは教えられること…
教わり上手に教え上手
お客様をお迎えするとき
これからの美容はトータルビューティでなければならない
美容師の真心は
指先からお客様に伝えるもの。
負を正に変える知恵が新しい美容教育の扉を開けた
人生は富士山を登るが如く、
頂上に達すれば下るばかり、
常に八合目にいて頂上を目指すように。
どん欲なまでの熱心さと研究心で
常に新しい技術を吸収した。